tetukokureemaaの日記

独り言です

児童相談所に通報

通報なんてした訳じゃない

ただもう寒い頃に毎日外に立っている子

薄っぺらい上着

中は夏の薄い服

 

「お父さんを待ってるの」

「家に入れてもらえないの」

 

「もう夜だし暗いからお家に帰ったら?」

「じゃあ、おばさんお家に帰るね」

「帰らないで」

泣きじゃくる

 

そんなある日電話をした

「ご家庭の躾かも知れないし、こんな子供が寒い所に居るのは心配だから」

私の名前やその子の住所を聞かれた

答えなかった

「ここの管理人さんが御存じです」

 

通報ではなく、心配ですと伝えた

次の日管理人室で誰かと話をしていた

 

それからその子は見かけなくなった

 

本当にそう電話した事でその子の人生まで影響するかもしれない

判断は親と児童相談所

私は心の底に重い物が残った

 

ある夜ふけインターフォンが鳴り

近所の子供が裸足で「お母さんが殺される」

震えている

「部屋で待ってる?」

「いえ、外で待ってる」

 

しばらくして

インターフォンが鳴り

「怖いから、部屋に入れて下さい」

「お父さんとお母さんは喧嘩しても大丈夫よ」

 

お父さんのDVだ

何時もだ

何時も怒鳴って奥さんの家財を廊下に放り出す

殴ったり蹴ったり、椅子などで殴る時もあるそうだ

ご夫婦の事は知らん

泣きじゃくり「お母さんが殺される」

事情を話す子

 

「大丈夫よ、落ち着いたら送っていくから待っていようね」

「お巡りさんに電話して!」

「そうね、お巡りさんは上手に仲良くするように言ってくれるから大丈夫よ」

 

「ねえ、お巡りさんに電話したのはおばさんが勝手にやったって言っていいよ」

「アナタが警察に電話してくれって頼んだことは、内緒よ」

しばらくして警官が来た

「親御さんが心配しているから、帰すように」

「この子靴履いてこなかったから、靴持ってきてあげて」

 

しばらくして離婚が決まったのか母子は居なくなった

誰がしたのか

私の部屋の前のエアコンのカバーもエアコンも傷だらけにしてあった

離婚を決めたのもご夫婦

DVが止められなかったのもご主人

 

私の心に重い物が残った